夫婦喧嘩⇒解決

夫婦喧嘩のきっかけは「ラーメン屋をどこにするか」ということ。

　　＊餃子がないと嫌だという妻。ラーメンは「旬」だ！という私。

　　＊「旬」は芸術の域に達しているといっても過言ではない。

　　＊場所は星野女子高近く。

 

これで２日間会話なし。

 

しかし、昨夜のNHK教育テレビ『鯨の町に生きる』という番組が会話再開のきっかけを作ってくれた。

 

【『鯨の町に生きる』という番組の超～概要】

鯨・イルカの漁を生業としてしている和歌山の漁港に、反捕鯨を掲げるシーシェパードが来る。彼らは漁の反対や、鯨を加工（解体）する場面を撮影し映画化。その時の漁師やその家族たちの行動や心の変化を映し出した番組。

シーシェパードは、漁師たちが海の中で鯨を加工するシーンを取り上げ「野蛮だ」と反対行動を取る。

　↓

これに対して漁師たちは、その加工する場所をシートで覆い、外部から覗かれないようにした。

　↓

しかし、シーシェパードはどうにか盗撮をした。

　↓

長老的な漁師は「気が緩んでるから覗かれるんじゃ！」と発言するが、他の漁師からは「俺たちは命を粗末にしているんじゃない！やましいことをしていないのだから隠す事自体おかしい！」と。

　↓

（ここで、私も、４００年も続いている漁で、鯨漁はこの町の文化として成り立っている。毎年、命をいただくことに対する感謝の祭りも行っている。この漁が４００年も続いているということは、生態系への影響も少ないのでは。と考えると、わざわざ隠すことないよ！と思った。）

　↓

長老は今でも辛いことがあるという。それは鯨が絶命していく「目 」を見る事ことだそうだ。

そこで長老は改めて「鯨の慰霊碑」に向かって考えてみた。

　↓

シートをかけて外部から見えなくする理由が分かった。

それは、死んでいく者の最後は、深い関係を持つものだけで看取ってあげるのは当然。

他の人が見て良いものじゃない！だから、鯨・イルカのためにも隠してあげることが大切だ！

すると、シートで隠すことに反対していた漁師たちも、長老の意見に賛同し、命を無くしてまで人間を生かせてくれる鯨・イルカの為にもシートで隠してあげよう。

　↓

最後は「シーシェパードが来てくれて、改めて命をいただくということの大切さを考えさせてくれた」という言葉が漁師からでてきた。

　↓

（個人的には１０月に名古屋へ行く予定があるので、少し足をのばして現場を見てこようと思う。）

 

 

さて、

 

４０年も生きてくると、良い経験・悪い経験を元に自分の判断基準が確立されるため、考え方が「１８０度」変わるという出来事は多くないはず。

（あっ。これは自分勝手に生きてきた証拠か・・・。相手の立場になって考えないと・・・。）

 

それが、この９０分間の番組で１８０度変わる自分がいた。

 

一緒に見ていた妻も、同じような心の動き（考え方の変化）があったみたいだ。

 

番組を見ながら二人で「若造の漁師！良いこと言った！プライドを持ってオープンでいけ！」

と二人の意見一致。

 

番組の最後には、その考えが同じように１８０度反転。

 

そんなひと時をすごし、夫婦喧嘩は解消していきました。