山本太郎と中国新幹線事故

私の所属しているある団体の経営系の考え方の基本は、

「企業は、そのまちに生かされている・育てられている」

 ↓ 

「だからこそ、まちのために行動し、まちの魅力を磨いていこう」

 ↓

「結果、人が集り、全てのモノの流通が活発化する」

 という考え方。

こんなことを考えて、常に不動産業に取り組んではいる。

 

さて、行きつけの喫茶店「コロラド」で、ある雑誌に気になる記事があった。

 

俳優・山本太郎の「反原発」行動に関する記事。

 

御存知の通り、彼は「反原発行動」を起こしたことで各メディアから排除された。

 

理由は、各メディア(番組等)のスポンサーの多くが電力系であり、反原発行動は突き詰めていくとスポンサー批判に繋がるから。つまり、スポンサー批判となれば番組維持が困難になる為、批判者は降板・・・。(確かに事故直後、どのニュースも原発安全論的立場の専門家しかテレビに出ていなかったかな・・・。)

 

結果、事務所からは「出来れば反原発行動について少々控えるように」と話が来る。

 

山本太郎は「事務所に迷惑をかけられない」と契約を解約。その際、社長からは引き止められたそうだ(社長も彼の気持ちを理解していてのだろう)。

 

さて、山本太郎。

 

なぜそこまで「反原発行動」をとったのか?

 

きっかけは色々あったそうだが

 

「俳優・山本太郎」も大事だけど。

・日本全体が大丈夫なのか!?

・こんなことで次世代は安心して暮らせるのか!?

と真剣に考えたそうだ。

 

俳優・山本太郎も、私たちの「経営」に対する基本的な考え方に似ている。

 

全国レベルで活躍する俳優業。その基盤は日本という「コミュニティー」。

 

これが平穏で魅力があることが大前提でないと、そもそも仕事自体成り立たない。

 

関心した。 でも、そこまで真剣に行動できないなぁ・・・と。

 

彼の真剣な行動に対して、彼の仲間(番組関係者・映画、舞台監督等)は彼の行動を支持していると言う(表立って言えないけど)。

 

こう考えると、先日の中国新幹線事故を思い出す。

中国新幹線事故を隠そうとする組織。

  ↓

それを正確に報道しようとするメディア

  ↓

それを封じ込める組織

  ↓

真実を知らずに(平穏を装って)生活する人々

 

似てる・・・。

 

事実に正面から向かうと疲れるし、気が遠くなり、避けて通りがち。

 

問題の先送りは何の解決にもならない。

 

真剣に向き合いたいと感じる。